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得楽質舗(トク・ラク・シチ・ホ)- 大阪質屋協同組合

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2014/12/26

SHICHIMAGA Vol.10
「ブランドことはじめ」~その2

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新旧問わずブランドの歴史や人気商品等を紹介。

【クロエ】
Chloe

 エレガントな大人の女性のためのコレクションを多く揃えてあり、若い女性中心に人気のブランド。誕生は1952年、フランスのパリ。ギャビーアギヨンが創業しました。

 クロエのブランド名は、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」から名づけられたそうです。物語の主人公であるクロエの優雅な踊りからインスピレーションを得たといわれています。

 設立当初のクロエは、知名度の低い洋服ブランドでしたが、1963年にシャネルの現デザイナー、カール・ラガーフェルドがクリエイティブディレクターに就任した事で一気に飛躍し、彼の力により現代のクロエブランドの名を世界中に広めたのです。 その後、現デザイナーのフィービー・フィロがクリエイティブディレクターに就任し、プレタポルテだけでなく、バッグや小物、香水までを販売するブランドに成長させ、世界で名高いクロエブランドの地位を確立させました。
現クリエイティブディレクターはクレア・ワイト・ケラー。

 多彩なカラーと豊富な素材バリエーションのバック「パディントン」が流行り爆発的な人気が出たクロエですが、最近では人気が落ちてきています。 Aランクで8~6万円の相場のバッグもありましたが、最近ではその半分以下の相場となっています。

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【クレージュ】
Courreges

 躍動感あふれるデザインと、白とパステルトーンを基調としたやわらかな色合いで支持され続けるフランスのブランド。創業は1961年。アンドレ・クレージュによって設立された服飾のブランドです。

 初コレクションのデザインは造形的で、ミニを基調とした明るいイメージで、かつ動きやすい機能性を持たせた「ルック」と呼ばれるミニスカートが爆発的な人気を博し、一躍有名になりました。 最初の4シーズンはバレンシアガの影響を受けたものだったそうですが、それ以後はソフトで軽やかな傾向が強まりました。その後、財布や化粧品など、他の商品を次々と開発していき、様々な分野でその才能を発揮しています。

 しかし、日本に出回っている、ほとんどのクレ―ジュブランドのバックや財布はライセンス商品で、実は中国で生産されたものだそうです。

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【ジバンシー】
GIVENCHY

 都会的なシンプルさと気品のスタイルで、オードリー・ヘップバーンをも魅了。オートクチュールの血統を受け継ぐブランドです。1951年に、ユベール・ド・ジバンシーが設立しました。初めてのファッションショーでは、資金面が苦しい中でも、斬新でエレガンスな洋服が話題になり、一躍有名になりました。

 そして1954年、ジバンシーは、オードリー・ヘップバーン主演の映画「麗しのサブリナ」の一部の衣装を制作。大きな反響を呼び、後には「ティファニーで朝食を」を始めとする有名な作品でも衣装を担当するようになり、この事がきっかけとなり、ヘップバーンとは公私にわたり親しい関係になりました。しかし、1988年にフランスの「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」がジバンシーの香水部門を買収し、翌年にはジバンシー・クチュールも買収されました。1995年に引退するまでは素晴らしい作品を生み出していきましたが、現在デザイナーはリカルド・ティッシ氏に変わっています。

 香水のイメージが強いのですが、最近の新作のバックなどは素材により定価が10万を超えるものもあり、再び人気が出てきています。

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【ゴヤール】
GOYARD

 古くからセレブに愛用され、150年以上も続いている老舗ブランド。1853年にパリでフランソワ・ゴヤールが「メゾン ゴヤール」を創業しました。

 あのルイヴィトンよりも1年早かったそうです。そして、25歳で父フランソワの仕事を引き継いだ長男のエドモンドによって多くの革新がゴヤールにもたらされました。彼によって「トワル・ゴヤール」と呼ばれるリネン・コットン、麻を織り上げ、天然アラビアゴムでカバーした、耐久性に優れたキャンバス地を開発し、トランクの表面に使用しました。これが現在のゴヤール製品の原型になっています。さらに1892年には、有名な3つの杉綾がYのイニシャルをかたどったモチーフが誕生。これはゴヤールと樹木を意味するシンボルとして描かれ、現在でもゴヤールのトレードマークとして使用されています。

 サンルイやサンルイ・ジュニアといったバッグは依然として人気が高く、高額で取引されています。

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